「パリはひとつの祭典だ」 ― 作家のフィッツジェラルドはそう表現しました。パリの象徴であるエッフェル塔が内側から光を放ちながらそびえ立ち、それを取り巻くように、水平と曲線のモチーフが存在します。この日本の屏風絵に見られる模様は空が大地へとつながり、川へと流れ、また過去が現在、未来へと移ろう様を表しています。
色彩のコントラストは、アンリ・マティスの絵画に見られる鮮やかな色の組み合わせに着想を得たものです。南仏の温かなそよ風を感じさせながら、切り絵のような軽やかさを感じさせます。スカーフ「パリ」はまさに、芸術を求めて世界中から人々が集う創造の都・パリを象徴しています。